アンチエイジング効果のある食品。
毎日の食卓にならぶ食材、野菜や肉・魚などの中からアンチエイジング効果の高いものをご紹介します。さらに、薬膳粥を食事に取り入れることで、美肌や疲労回復・健康維持などの効果も期待できますよ。
アンチエイジング効果のある野菜は、ビタミンが豊富な、にんじん・かぶ・小松菜・ほうれん草・ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・とうもろこし・トマトなどですが、これらの野菜からより効率よくビタミンを摂取するためには、加熱して温野菜にして食べるのがポイントです。
温野菜にすることで、野菜をたくさん食べることができますし、身体を冷やさないので、基礎代謝も上がり、脂肪燃焼や内臓のはたらきも良くなります。
緑黄色野菜を、温野菜サラダやスープなどでたっぷり摂るように心がけましょう。
ご飯・パスタ・うどん・パンなどは手早く食べることができ、腹持ちもよいのでついつい多めに食べてしまいがちですが、栄養面でみると、糖質が多いので、その分、かなり運動などをしないと肥満の原因になってしまいます。
外食でありがちな揚げ物やインスタント食品、スナック菓子などは、全般的に脂肪酸が多いので、食べ過ぎると太る上に動脈硬化を促進させ、健康を害する原因にもなりかねません。
しかも、残念なことに、これらの食品にはアンチエイジング効果のあるビタミン類がほとんど含まれていないそうです。
アンチエイジングや美容・健康を維持するためには、炭水化物やインスタント食品はなるべく避け、野菜や肉・魚などの食材を使って自分で作ってきちんと食べることを心がけましょう。
肉や魚に含まれるタンパク質は、コラーゲンの生成を促進してくれる大切な成分です。コラーゲンは、美肌に欠かせない成分です。
とはいえ、調理法や食べ過ぎで太る原因にもなってしまいますので、カロリーの低い「鶏のささみ」や「白身魚」、「ラム肉」などをシンプルな調理法で食べることをおすすめします。
ラム肉は臭みがあるから苦手、という方もいると思いますが、鉄分、ビタミンB群、亜鉛が豊富で貧血や冷え症などの改善効果があり、老化防止に役立つビタミンEや体内で生成することの出来ない８種類の必須アミノ酸など、アンチエイジングに欠かせない成分が豊富に含まれていますので、ぜひ食べていただきたい食品のひとつです。
さらに、ラム肉に含まれるカルニチンという成分が、脂肪燃焼を促進し、体脂肪を減らしてくれますのでダイエットにも一役買ってくれます。
ジンギスカンなどは、野菜もたっぷり摂れて美味しいですよ。
牛ヒレ肉はちょっと高いですが、ダイエット時の栄養補給に適しています。
最近では「熟成肉（エイジングビーフ）」がアンチエイジング効果が高く食べても太らない肉として注目を集めていますね。
ちなみに熟成肉（エイジングビーフ）とは、約1か月以上もドライエイジング（乾燥熟成）したお肉のことです。
時間をかけて熟成することで肉質が柔らかくなり、アミノ酸が増加するそうです。肉の旨味も濃厚に変化するそうですよ。脂身の好きな方はダメかもしれませんが、アンチエイジング食材としてはなかなかのものです。
魚には、アスタキサンチンやDHA、EPAなど、健康とアンチエイジングに欠かせない成分がたっぷりと含まれています。
中でも注目したい成分「アスタキサンチン」は、さけ、イクラ、えび、かになどに含まれる赤色色素部分のことで、強力な抗酸化作用があり、活性酸素の抑制（＝老化防止）や美肌効果、悪玉コレステロールの抑制、眼精疲労や免疫力強化、生活習慣病の予防など、さまざまな効果があります。
赤色系の魚はぜひ食事に取り入れてみてください。
これらの食品をバランスよく摂りながらストレッチや体操、ウォーキングなど、適度な運動を取り入れていくと、よりアンチエイジング効果が高くなります。