紫外線は肌のコラーゲンやエラスチンを破壊し、シミの元となるメラノサイトを活性させてしまいます。

40歳からのアンチエイジング
紫外線を避けて光老化を防止

シミにならないよう、紫外線を避け光老化を防止

顔のシミの約90%は「頬」に集中するそうです。しっかり日焼け止めを塗って、シミの原因「メラニン色素」が作られないようにケアしましょう。

紫外線はシミやしわなど「光老化」の原因

一年のうちで紫外線が多いのは5月、7月、8月。もっとも紫外線の多い時間帯は10時~14時で、雨でも曇りでも紫外線は確実に私たちの肌へ降り注いでいます。

この紫外線が肌の真皮まで届き、コラーゲンやエラスチンを破壊し、メラノサイトを活性させた結果、シミの原因であるメラニン色素が作られてしまいます。
さらに、コラーゲンやエラスチンが破壊されてしまうと、肌の弾力(ハリ)もなくなり、深いしわの原因にもなってしまいます。
こういったお肌の状態を「光老化」と言います。

一日15分くらいは太陽の光を浴びたほうがいい

とはいえ、神経質になりすぎて陽に当たらないと、それはそれで良くないんです。
まったく太陽の光を浴びないと、骨がもろくなったり、”セロトニン”という、神経伝達物質が作られなくなり、元気がなくなったり、女性の場合は生理が重くなったりします。

顔はUVカットクリームでしっかりカバーするとして、健康のためにも、一日15分くらいは陽に当たるように心がけましょう。

紫外線をカットしてシミを予防

紫外線の強い時期は、日焼け止めを塗って帽子や日傘、UVカットのサングラスなどを使用するのがおすすめです。手や腕のシミ対策でUVカットの手袋をしている方も最近よくみかけますよね。

また、レモンやキュウリなどは光の吸収を良くしてしまいますので、出かける直前は避けた方がよさそうです。
それから、お酒も光の吸収を良くし、日焼けしやすくなりますので、屋外で行う花見や夏のバーベキューの時は気を付けましょう。

出来てしまったシミは早めにケア

通常、メラニンは肌のターンオーバーと共に排せつされていきますが、紫外線によりメラノサイトの活性が激しくなり、メラニン色素が作り続けられるとシミになってしまいます。

ですので、紫外線によるシミのケアは、ターンオーバーの活性化と、メラノサイト内で、最初に作られるチロシンという成分をメラニン色素に変換してしまう作用のある”チロシナーゼ”という成分の働きを抑えることがポイントです。

美白化粧品の中にはこのチロシナーゼの働きを抑制する効果のある、ビタミンC誘導体やプラセンタエキスなどの成分が含まれています。
自分の肌に合った美白化粧品を年間を通して使うことで、光老化を防止しましょう。